“なにわの名工”とは「きわめて優れた技能を有し、その技能が大阪府内で第一人者として認められる者」に贈られる賞で、平成21年十1月20日に料理長 上野研二が和食では唯一表彰されました。
職業能力開発促進法に基づき実施されている技能検定制度の特級・1級又は単一等級の試験に合格した技能士で、20年以上の実務経験と優れた技能及び活動実績を持ち、後進の育成並びに技能の伝承に熱心な技能士であると認定された方です。
厚生労働省では、このほど、平成28年度の卓越した技能者(通称「現代の名工」)の表彰対象者160名を決定し、11月21日(月)に東京都港区の明治記念館にて表彰式を行いました。
昭和42年に創設し、今年度で50回目の表彰となるこの制度は、卓越した技能を持ち、その道で第一人者と目されている技能者を表彰するもので、技能の世界で活躍する職人や技能の世界を志す若者に目標を示し、技能者地位と技能水準の向上を図ることを目的としています。
世界遺産「日本料理」の中でも、日本の季節の美、行事、習慣、ひいては日本人の心を現した「日本料理の美の結晶」と考え、「八寸料理」の技術(中でも『焼八寸』)を研鑽。
「なにわの名工」受賞後は「山椒の実味噌漬け」、「黒染蓮根」を始めとした新たな技法の開発と工夫を加え、進化させた「なにわの名工会席」を一年を通じた料理として提供。
好評を博し、多くの外国人の方からは、日本の思い出、一生忘れられない料理として絶賛されている。